シベリウス国際ヴァイオリンコンクールが始まっています

気候の変化が激しい日々ですが如何お過ごしでしょうか。

東京都 杉並区 荻窪 下井草 杉並の森ヴァイオリン教室です。

タイトルの通り第13回シベリウス国際ヴァイオリンコンクールが始まっています。
このコンクールは対象がヴァイオリン奏者のみのコンクール。
第1回が1965年に開催され、その後は5年に1度の頻度で開催されています。
2020年も開催年だったのですが、新型コロナウィルス感染症の世界的流行により2022年に延期されました。
この延期はその後の周期には影響しないとして、前回から少し期間は短いですが2025年の本年に開催されることとなりました。

*この記事の投稿は1st.ラウンドが終わり2nd.ラウンドが開始される直前です。

日本からも多くの参加者が2nd.ラウンドに駒を進めています。
個人的にはMINAMIさんこと吉田南さんが参加されている事に驚きました。
昨年エリザベート王妃国際コンクール第6位に入賞され、現在はベルリンフィルハーモニーの第1ヴァイオリン奏者としてトライアル中でいらっしゃるMINAMIさん。
課題曲の準備や(重複している曲もあるかもしれませんが)、ベルリンフィルでのお勤め、それに何より「エリザベート王妃国際コンクール入賞」という素晴らしい結果を残されても尚参加されるその御意思。きっと様々な事を深くお考えになってコンクールを受ける事を決断されたのだろう、そう思って他の参加者の方々も含めアーカイブを拝見しました。
エリザベートの時も勿論素晴らしかったのですが、今回も素晴らしいです。まだお若いのですが巨匠のような円熟味が増された印象です。間違いなく優勝候補のお1人でしょう。
その他の日本人の演奏も拝聴しましたが皆様素晴らしいです。本当はしっかりと全員の演奏を視聴したいのですが、ショパンコンクールの時もエリザベート王妃の時もしっかり視聴し過ぎて日常生活に影響が出たので、今回は控えます。

最近バッハの弾き方の研究にハマっておりまして、国際コンクールを視聴する事は勉強になり楽しいです。
世界中の超一流の音楽学校から超一流のコンテスタント達が集うわけですから最先端の古い音楽(一瞬わけが分からなくなりますね)の解釈を自宅リビングで勉強出来るのです!とても嬉しいのですがまた生活リズムが崩壊しますね・・・・。

日本でもじわじわとコンクールシーズンが近付いて参りました。
今年も当お教室にもコンクール参加する生徒さんがいらっしゃいますので身が引き締まります。
「身が引き締まる」というのは「入賞”させなきゃ”」と思っているのではありません。
コンクールは諸刃の剣です。良い結果を残せて嬉しくなる可能性がある反面思い通りの結果にならず落ち込み傷ついてしまう可能性も十二分にあるのです。良い結果を残せても慢心してしまう事もあります。どのような結果が出ても1人のヴァイオリン奏者として肥やしに出来るように、人生の糧と出来るようにお導きする。それが指導者の役割だと思っています。「指導者」には「導く」という文字が入っていますから。

発表会が終わって2カ月が経過しました。コンクールに出ない生徒さんもレッスンに通われて練習に励まれ上達しています。上達も嬉しいですが皆さんが楽しそうな事が何より嬉しいです。

杉並の森ヴァイオリン教室 日俣綾子

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次