朝夕はまだ少し肌寒いですが春が来ましたね。
毎年この時期は少しホッとします。
それは何故かというと・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・真冬ほど湿度と気温に気を付けなくてよくなるからです!!
(とはいっても最近は暖かいので4月末から気温に注意を払わなければならなくなりますが)
ヴァイオリンを管理する際に気温と湿度のコントロールは実はとても大切です。
古くなればなるほど膠(ニカワ)もニスも脆くなるのでより気を付ける必要があります。
ヴァイオリンの管理に必要な湿度は凡そ45%~55%です。
ヴァイオリンの管理に必要な気温は凡そ20℃~25℃です。
昔、秋ごろに楽器のメンテナンスをして頂いている工房の方に「楽器が今までで一番状態が良いです!とても良い!」と絶賛された事がありました。
実はその春に秋田犬を飼い始めていたのです・・・。
秋田犬は夏場~25℃に保つ必要があるため犬がいる部屋を「気温23℃・湿度50%」に設定してついでに楽器も同じ部屋に置いておきました。「秋田犬に快適=ヴァイオリンに快適」でした・・・。
量産の楽器についてはそこまで神経質になる必要は無いとは思いますが、少し気を付けるだけで音が結構変わってくるのでちょこっとだけでも知っておいて頂けたら・・・と思います。
さぁ、そろそろ加湿器を片付けましょうか・・・いや・・もう少し様子を見ましょうか・・・。
杉並の森ヴァイオリン教室主宰 日俣綾子
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