ヴァイオリンを弾き続けるメンタル 前編

こんにちは。
杉並区 荻窪 下井草 杉並の森ヴァイオリン教室です。
一気に暑くなりましたね。楽器の管理にも注意が必要となってきました。
今回は「ヴァイオリンを弾き続けるのに必要なメンタル」について書きます。
これは主に「ちょっと結構頑張っている・ちょっと結構頑張ってみる予定」の方が対象になっている部分もありますが、のんびり派の方も是非お読み下さい。

ヴァイオリンを始めました。この時点では何を原動力に練習を頑張るでしょうか?
恐らく「テレビで見た(最近ではYouTubeも?)人みたいに弾きたい」「○○お兄ちゃんお姉ちゃんみたいに弾きたい」「○○という曲を弾きたい」や、或いは「キラキラシールが欲しい」「先生や保護者様に褒めてもらいたい」「先生が怖い」「保護者様に叱られる」もあるかもしれません。
発表会やコンクールに出るようになりました。この時点では何を原動力に練習を頑張るでしょうか?
「緊張感の中で素敵に弾きたい」「失敗したくない」「巧く弾きたい」「思った通りに演奏したい」「美しく弾きたい」や、或いは「予選を通過出来ればそれでいい」「審査員に良い評価をしてもらって入賞したい」「○○さんに負けたくない」もあるかもしれません。
音高、音大では?
この辺りでは流石に「音楽的に素晴らしく弾きたい」「何が何でも自分はこう主張したい!」「印象に残る演奏がしたい」となっているでしょうか。
*プロの演奏家となった時のお話は生々し過ぎると感じたので割愛します。。。

音大在学中、私は破門の恐怖に勝手に怯え、試験での評価をひたすら気にして「頑張って」いた時期がありました。その時期は胃薬を持ち歩いていましたがアレは辛かったし本当に不要な心疲れでした。あの時間は勿体無かったと断言出来ます。また、「時代と作曲家の意図を考察する」事に意識を払い過ぎて「で、自分は何を感じているのか?何がやりたいのか?」と分からなくなっていた時期もありました。不要とは言わないし通過としては必要な時期ではなりましたが、もうちょっと短くて良かったナと思っています。

次回後編につづきます。

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