ちょっとお高いヴァイオリン?!
ひたすら暑いです・・・でもクーラーの風も苦手です・・・・・。
こんにちは。杉並区 荻窪 下井草 杉並の森ヴァイオリン教室です。
タイトルにもあります通り「ちょっとお高いヴァイオリン?!」について書きます。
「ちょっとお高い」という感覚は人それぞれなので具体的な価格は触れずにおきます。
楽器店に行ったりサイトを見ると「アヤコ・ヒマータ ○○年製」と出ています。
これには「工房製作」と「個人製作」があります。
「工房製作」というのは、その工房のお弟子さん達が作ってマエストロが確認して「アヤコ・ヒマータ(工房) ○○年製」と出したりします。
「個人製作」は最初から最後まで「アヤコ・ヒマータさん1人」が作っています。
後者の方がお値段が少し上がります。たまに製作者自身による鑑定書が付いていたりします。
「ヴァイオリンって高くなっていくんでしょ?」と思われがちなのですが、
「高くなっていくヴァイオリン」と「高くなっていかないヴァイオリン」があります。
量産品は残念ながら高くはなりません。工房製もおそらく上がらないですね。
個人の製作なら「上がる可能性があるもの」はあります。
トリエンナーレなどの製作コンクールで入賞していると「上がる可能性」は「あり」ます。
ただ需要と供給のバランスにもよるので「入賞したから必ず上がる」というわけではありません。
勿論「入賞しなかったら絶対に上がらない」わけではないと思いますが可能性は低くなります。
私は楽器本体の専門家ではないので断言する事、深くまで書く事を避けています。
「小ネタ」程度にお読み頂ければ幸いです。
ちなみに「買った楽器に鑑定書が付いてなかった」「でも鑑定書が欲しい」場合は「自分で書いてもらいに行く」事になります。弓はこの鑑定家、本体はこの鑑定家、という風に大御所的な方がいらっしゃいます。
私は弓の鑑定書はあったのですがヴァイオリン本体の鑑定書が無かったため、お世話になっている工房の方にお伺いして、来日中のERIC BLOT(エリック・ブロット)氏に書いて頂きました。
まぁ・・・もちろん・・・・・贋作の場合は書いて頂けないわけでして・・・・・工房の方から「ほぼ確実に本物でしょう」という評価は頂いていましたが・・・・・・ドッキドキでした。(購入した工房の親方は亡くなられてしまいました。)綺麗にお写真を撮って頂き「これは本物である」と(恐らく)書かれた鑑定書を頂き感激ひとしおでした。
この暑い夏、皆様も楽器も無事に元気に乗り越えられます事を願っております!
杉並の森ヴァイオリン教室 日俣綾子
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